サカモトハルキのブログ

北海道で5棟74室+月極P24台の大家やってます。2010年12月より法人化(10期目に突入!)。奥さんと中2小5男子と猫と自由にのんびり暮らしてま〜す!

映画『ビフォア・サンライズ/恋人までの距離』を観て思ったこと

 

 

 

アメリカから旅行にきた青年と、フランスの女性がパリ行きの列車の中で出会い、ウィーンの街をあてもなく歩きまわるうちに恋に落ちる。

 

監督は『6才のボクが、大人になるまで。』や『スクール・オブ・ロック』の監督としても知られるリチャード・リンクレイター。

 

主演はジュリー・デルピー、イーサン・ホーク。

二人の実力派スターが自ら脚本作りに参加したことでも話題になった。

 

本作がなぜここまで特別な映画になり、多くの人から愛されるようになったのか。

それは二人の会話が本当にナチュラルで、『僕ら』が恋人たちと話してきたことがそのまま話されているから。

 

そこにはハリウッドのプロの脚本家には絶対に書けない「リアリティー」がある。

 

リチャード・リンクレイター監督は29歳の頃、フィラデルフィアのおもちゃ売り場で出会った女性と恋に落ち、真夜中から朝の6時まで街を歩きまわったり、イチャイチャして過ごしたそう。

 

その体験が本作の基になっているんだって!

 

しかし、その女性は本作が撮影される直前にバイク事故により25歳の若さで亡くなってしまったとのこと

 

なんか悲しい話だけど、本作がつくられるきっかけにもなったわけだし、本作が世界に与えた影響のことを考えると、すごくロマンティックでもあるよね。

 

ジュリーが演じたセリーヌにはモデルがいたんだね。

 

二人が語り合ってることは僕たちがこれまで人生で出会ってきた恋人たちと語り合ってきたこと。

つまりあの二人は僕たち自身。

普通の恋愛映画とは一線を画するリアリズムに注目。

 

この映画の画期的なところは、二人がウィーンの街をあてもなく歩きながら話す言葉が完全に『僕ら』の言葉になっていることだ。

 

それはハリウッドのプロの脚本家の手によって書かれたものじゃない。

僕らが現在、あるいは過去において恋人たちと交わしてきてリアルな言葉によって構成されている。

 

この映画が普通のラブ・ロマンスと違うのはそこのリアリティーだ!

 

旅先で出会う、若く魅力あふれる男女。

主演の二人の初々しさと、まだスマホもインターネットもない時代独特の不器用な雰囲気がたまらない!

 

ウィーンの夜の街は詩情にあふれて、とてもロマンティック。

こんな素敵なシチュエーションだったら、誰だって恋に落ちちゃうわ!

 

『いまを生きる』で出会って以来、僕はずっとイーサン・ホークを見つめ続けてきた。こんなにいい役者になるなんて、あの頃は夢にも思っていなかったなぁ。