サカモトハルキの哲学

北海道で5棟74室+月極P24台の大家やってます。2010年12月より法人化(10期目に突入!)。奥さんと中2小5男子と猫と自由にのんびり暮らしてま〜す!

僕が『中年の危機問題』というのは意外と深刻なんじゃないかと思ってる理由

僕は第二次ベビーブーマー世代で世間一般で言うと明らかに『中年』と呼ばれる年齢にさしかかってきた。

ホリエモンや木村拓哉が同年代だよ。

 

思春期も心が不安定になりがちだけれども、この年齢も心が不安定になりがちな人が多くなると言われているよね。

だからこの年齢には自殺率が高かったりする。

 

また一方で衝動的になって、世間を騒がすような事件を起こす人も多くなると言われている。

そういえば、宅間守が事件を起こしたのも中年の危機(ミッドライフ・クライシス)にさしかかる年齢だったよね・・・

 

この年齢になると、だいたい自分の人生というものが見えてくる。

矢沢永吉的に言うと、「やったヤツ」と、「やらなかったヤツ」の差がはっきりと見えてくるんだ。

 

クラス会や同窓会なんかに行くと、それはよくわかるよ。

ハッピーに生きてるヤツ、人生がうまくいってるヤツと、そうじゃないヤツ・・・・誰の目にもはっきりと見える。

 

ハッピーにうまくやってるヤツはいいかもしれない。

でも、そうじゃないヤツはどうしたらいいんだろう。

そういう人は社会的にどんどん追い詰められてゆく。

 

現実生活のなかでなかなか浮上することができず、「こんなはずじゃなかったのに・・」と自分の人生を嘆き、挙句の果てにルサンチマンを抱え込む・・・

 

やっぱり人生の折り返し地点に差し掛かって自分のこれまでの人生を振り返ったとき、達成できなかったことだらけのように思えて、後悔と自責の念に駆られてしまうんだろうな。

 

ましてやそこでクラス会や同窓会なんかがあったりして、かつて自分よりも勉強ができなかったり、学校時代に輝いていなかったようなヤツが明らかに今の自分よりも成功していたり、人生がうまくいったりしているのを目の当たりしたら・・・

そりゃ、余計に敗北感に襲われるんじゃないだろうか。

 

もしもそういう気分に陥っている状態で会社から突然リストラを宣告されたり、奥さんから離婚を切り出されたりしたら、その人の人生はいったいどうなってしまうんだろう。

どこにも居場所がなくなってしまうよね。

 

宅間守と比べるの 申し訳ないのにだけれども、彼が事件を起こしたときも失業して、3番目の奥さんから離婚を切り出されていた状態だったらしい。

おそらくすべてが行き詰まり、「詰み」の状態だったんじゃないかな。

そして、何もかもが嫌になってしまったんだ・・・・

 

そういったことを考えてみると中年の危機というのは、単なるおじさんの問題とかおじさんの愚痴といったような簡単な話として片付けられない側面もあるよね。

それは社会全体の問題として考えていてかなければならない問題なのかもしれない。

 

ところが、最近では自己責任を強いる社会になりつつある。

それはとても危険な傾向だと僕は思ってるよ。

 

多分、自己責任をこれ以上、社会に浸透させようとすれば、きっともっといろんなことが起きるんじゃないかな・・・

もちろん、それは僕たちにとってあまりよろしくないことだよ。

 

欧米にはキリスト教というものがあって、こぼれ落ちた人や負けた人を教会が支えるという文化があるよね。

でも日本にはそれがないよね。

 

オウム真理教事件があったおかげで、宗教というものに対する日本人のアレルギーはものすごくものがある。

それだけに、「支え」や「拠り所」がなくなってきていて、より生きづらい社会を形成しているような気がするよ・・・

 

勝てば官軍、負ければ賊軍。

この優勝劣敗メンタリティーは日本人には合わないような気がするよ。

 

ところが生活保護バッシングや、年金デモ・バッシングを見ていると、以前にも増してそういうメンタリティーが強くなってるような気がする。

みんなで考えていかなければならない問題だよね、これ・・・