サカモトハルキの哲学

北海道で5棟74室+月極P24台の大家やってます。2010年12月より法人化(10期目に突入!)。奥さんと中2小5男子と猫と自由にのんびり暮らしてま〜す!

映画『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』を観て思ったこと

 

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メリル・ストリープ、トム・ハンクスが初共演 映画「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」予告編

 

 

ベトナム戦争が泥沼化してゆくきっかけとなるアメリカ国防総省の最高機密文書、通称ペンタゴンズ・ペーパーズをめぐり、ジャーナリズムとは何か?について問いかける社会派サスペンス。

 

監督はあのスティーブン・スピルバーグ。

トム・ハンクスとメリル・ストリープという名優同士の共演も話題を呼んだ作品。

 

トランプ政権のもと、『フェイク・ニュース』という言葉が流行り出した世相に危機感をおぼえてスピルバーグが短時間のあいだに制作・公開した。

あのスピルバーグが「今、公開しなければならない!」という執念のもとに大急ぎで作り上げた、というエピソードがスゴイ!

 

「表現の自由」が何よりも重要だということを改めて認識させられた。

 

時の権力者に都合のいい情報しか世の中に出なくなったら・・・その瞬間、この世は終わってしまう。

ジョージ・オーウェル の『1984』では権力者たちによってすべてが支配されたディストピアが描かれているよね。

 

そこは言論表現の自由なんてものはまるでない世界。

そして、権力者にとって都合の悪い人間は排除される。

過去にあった出来事も権力者の都合のいいように書き換えられる。

 

そんな世界になってはいけない!

だけど今、世界は確実にそうなりつつある・・・

もちろん日本もひっくるめて。

 

いつの間にか世の中は正しいことが正しくないとされ、正しくないことが正しいとされるアベコベの世の中になってしまった。

これって、まさに『1984』だよね。

 

そういえば1984にはこんなセリフがある。

 

 

最終的に党は2+2=5であると発表し、こちらもそれを信じなくてはならなくなるだろう。

 

 

おかしなことをおかしなことと言えなくなってしまったら、それこそディストピアだ。

 

考えてみたら、スピルバーグっていつもそのことを主題にしてきたよね。

ときにそのストレートで、シンプルなメッセージは「子供っぽい」と批判もされた。

 

だけど、本当に大切なことってシンプルなもの。

たとえば、「弱きを助け、強きをくじく」とかね・・・

 

ジャーナリズムとはいったい何なのか?

何のために存在しているのか?

マスコミは権力者の単なる宣伝媒体でしかないのか?

圧力に屈することなく真実を伝えることができるのか?

 

今こそそれが問われてる。

日本では『新聞記者』という映画が公開され、話題を呼んでいる。

アメリカでも、日本でも、抱えている問題はいっしょなのかもしれないね。