今でもときどき不動産会社で働いてたときのことを夢に見る。ほとんどが悪夢。笑
— サカモトハルキ (@sakamoto1haruki) October 10, 2019
散々苦労させられたヘンな入居者、「訴えてやる」と騒いだテナント、「全然決まらない。どうなってんだ!」と怒鳴り込みに来たコワモテ大家さん…
かなり精神的に追い詰められたけどその一つ一つが全部いまに繋がっている
- 将来、本格的に大家業をやっていくのなら、不動産の現場をしておく必要がある
- もっとたくさん不動産のことを学んで、いろんなことを経験しておいた方がいい
- よし、ここはひとつ、徹底的に隅から隅まで不動産の世界を見てやるぞ!
僕にはそんな思惑と意気込みがありました。そして、そういう想いを抱いて不動産の世界に飛び込みました。
だいたい想像はしていたのですが、実際に飛び込んでみると、不動産の仕事は想像した以上にハードでした。お客さんはこちらが定休日だろうが、正月だろうが関係なく電話をかけてきます。
もちろんノルマもキツイです。いろんなクレームやトラブルにも遭遇しました。物理的に身の危険を感じたことも一度や二度ではありません。部屋で死体も見たことがあります。
それやこれやはすべて、普通のサラリーマンをしていたら決してお目にかかることはないであろう出来事ばかりでした。
笑っちゃうぐらいの大金持ちの億万長者の大家さんとも接し、その逆に社会の底辺で貧困にあえいでいる方々にもたくさん接しました。
そこは魑魅魍魎がうごめく世界でした。そこはまさに社会の縮図でした。なるほど、これなら不動産関連の求人が後を絶たないのも納得できます。
でも、僕はその一つ一つの経験を通じて少しずつ不動産のことを学んでいきました。僕は地元の小さな不動産会社に転職しましたので、ありとあらゆる業務をやらなければなりませんでした。
居住用の賃貸営業、テナントの賃貸営業、売買営業、管理業務、etc・・・毎日クタクタになるまで働きました。
僕はそうやって身銭を切って、コツコツと不動産の知識を増やしていったのです。それは本や雑誌をちょこっと読んだくらいでは身につかない、本当の知識でした。
僕にとってそれはまさに『修行』以外の何ものでもありませんでした。でも、とても貴重な経験でした。
僕は不動産の世界に飛び込んで、初めて『世の中』というものを知ったような気がします。
いろいろ大変な想いもしましたが、その経験は今の僕にとってかけがえのない財産になっています。おかげで不動産の世界でやってゆく自信も得ることができました。
それらのことはすべて、僕が今やってる不動産投資のノウハウとなって実を結んでいます。あの経験がなければ、僕はこのビジネスをやっていなかったと思います。
何ごともそうかもしれませんが、やっぱり現場で経験を積むのがいちばん学べます。本を読むだけ、DVDを観るだけ、セミナーに行くだけでは決して得られないものを学ぶことができます。
もしかしたら究極の不動産投資のノウハウは、不動産会社の現場で働くことかもしれません。そこで散々、もまれることしれませんよ!
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